くらしトゥデイ / キッチン家電のお手入れ

冷蔵庫が冷えない原因を切り分ける — 放熱側と庫内側

「冷えない」でよく語られるのは詰めすぎや設定温度など庫内側の話です。ただし冷蔵と冷凍が同時に弱いときは、庫内より先に、熱を外へ逃がす「放熱」側を見る考え方があります。このページでは放熱側と庫内側、それぞれで確認したい点を整理します。

広告・PR:本ページはアフィリエイト広告(楽天アフィリエイト)を含みます。掲載商品の価格は取得時点のもので、購入前に販売ページでご確認ください。

症状を切り分ける — 冷蔵だけか、冷蔵と冷凍が同時に弱いか

「冷えない」と感じたとき、まず確かめたいのは冷蔵室だけが弱いのか、冷蔵と冷凍が同時に弱いのかという切り分けです。冷蔵室だけの症状であれば、詰め込みすぎや設定温度など庫内側の要因がよく挙げられます。

一方で冷蔵と冷凍が同時に弱くなっている場合は、庫内の使い方よりも、熱を外へ逃がす「放熱」側がうまく働いていない可能性を先に見る考え方があります。冷蔵庫は庫内の熱を外に捨てることで冷えを保つ仕組みのため、放熱がつまずくと両方の部屋に影響が出やすいためです。

冷蔵と冷凍が同時に弱いなら、先に放熱側を見る

放熱側で確認したい点は、主に次の3つです。

壁との隙間(背面・側面)

冷蔵庫の背面や側面が壁に近づきすぎていると、熱がこもりやすくなります。設置時に空けるべき隙間の目安は取扱説明書に記載があるので、まずそこを確認します。

下や裏に溜まったホコリ

放熱のための通風口や、庫外にある放熱パイプ・コンプレッサー周りにホコリが溜まると、熱がこもりやすくなるといわれています。まずは冷蔵庫を動かさずに、背面や下のすき間のホコリを取る道具の例です。

冷蔵庫の下や壁との隙間など、動かさずに届かせたい場所のホコリを取るための道具の例です。

天板の上やコンプレッサー周辺など、高い位置・奥まった位置のホコリを本体を動かさずに取りたい場合は、伸縮するモップも選択肢になります。

冷蔵庫の上や奥など、手が届きにくい高い位置のホコリを取るための伸縮モップの例です。

周囲の温度

設置場所の周囲の温度が高いと、放熱の効率が下がりやすくなります。キッチンはコンロの熱や直射日光の影響で夏場に温度が上がりやすい場所なので、周囲の温度も合わせて確認したい点のひとつです。

庫内側で見るところ

放熱側に問題が見当たらない場合や、冷蔵室だけが弱い場合は、庫内側の要因も確認します。

詰め込みすぎ — 冷気の通り道がふさがれると、庫内全体に冷気が回りにくくなるといわれています

ドアパッキンの傷み — パッキンが劣化していると、隙間から外気が入り込みやすくなります

開閉の頻度 — 開閉のたびに庫内の冷気が外へ逃げるため、頻度が高いほど庫内の温度は上がりやすくなります

それでも改善しない場合

放熱側と庫内側を確認しても状態が変わらない場合、冷媒やコンプレッサーなど内部の部品の不具合が関係している可能性があります。これらは分解しないと分からない部分で、自分で原因を判断するのは難しい領域です。

購入時期を確認したうえで、メーカーのサポート窓口や購入した販売店に相談する、という順序を検討します。購入からの経過期間によって案内が変わることもあるため、まずは購入時期を伝えるとよいでしょう。

このページで分からないこと

この記事は、冷蔵庫が冷えないときに確認する順序の考え方を整理したものです。個別の機種の故障を診断したり、修理の要否を判断したりするものではありません。改善しない場合は、購入店やメーカーへの相談をご検討ください。