乾燥機にかけた服が縮むのは、熱と回転による揉みが同時にかかるためです。服についている洗濯表示のタンブル乾燥記号を見れば、その服が乾燥機にかけてよい温度の上限を読み取れます。このページでは記号の読み方と、×印がついた服の扱い方を整理します。
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乾燥機の中では、温風を当てる「熱」と、ドラムが回って服どうしがこすれ合う「タンブリング(揉み)」が同時にかかります。服の縮みは、この2つが組み合わさって起きるとされています(出所:グンゼの解説)。
熱だけ、揉みだけでは同じようには縮みません。乾燥機にかけると縮みやすい服があるのは、この2つが一度に加わる工程だからです。
服についている洗濯表示のうち、四角の中に円が描かれた記号が「タンブル乾燥記号」です。数えるのは円の中に打たれた点で、その数によって、その服を乾燥機にかけてよい上限の温度が決まっています(JIS L 0001、出所:消費者庁の洗濯表示解説)。
円の中の点が1つ → 上限60℃までのタンブル乾燥が可能
円の中の点が2つ → 上限80℃までのタンブル乾燥が可能
記号に×印 → タンブル乾燥は禁止
点が少ない(60℃まで)ほど、かけられる温度の上限は低くなります。手持ちの服のタグを見て、まず丸の中の点の数を数えるところから始めます。
×印がある服は、乾燥機にかけずに干して乾かします。型崩れや縮みを避けるには、ハンガーに吊るさず、平らに広げて干せる道具を使う方法があります。
セーターやニットなど型崩れしやすい服を、平らなまま干すための道具の例です。
洗う段階でも、ウールやシルクなど縮みやすい素材には、中性のおしゃれ着用洗剤を使う方法があります。
ウール・シルクなど縮みやすい素材向けの、中性のおしゃれ着用洗剤の例です。
乾燥機の中には、温度を抑えつつ風量を増やして乾かす方向の製品もあります。パナソニックは単機能の衣類乾燥機で「大風量かつ低温風」をうたっています(出所:パナソニックのプレスリリース jn260701-2)。
ただし、低温にする分だけ乾燥に時間がかかります。目安として、ガス式(リンナイ「乾太くん」8kgモデル)は約80分、電気式(パナソニック NH-D603・6kgモデル)は約3時間40分とされています(出所:各社の仕様)。
パナソニックの新型(Solaire)は単相200V仕様で、設置する住まいによっては200Vの引き込み工事が必要になる場合があります。導入を検討する際は、工事の要否を含めて製品の仕様を確認してください。
洗濯機まわりの手入れ全般については、掃除と分解の境界を整理したドラム式洗濯機の分解掃除はどこまで自分でできるかもあわせてご覧ください。
この記事は、乾燥機による衣類の縮みが起きる仕組みと、洗濯表示のタンブル乾燥記号の読み方を整理したものです。個別の製品の性能や、特定の服が縮むかどうかを保証するものではありません。取り扱いは衣類に付いている洗濯表示の指示に従ってください。