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シーリングライトの「6畳用」「8畳用」は何lm? — 畳数表示の明るさの範囲と、候補の全光束を比べる

シーリングライトの「6畳用」「8畳用」という表示には、光束(lm)の範囲があります。6畳用は2,700 lm以上3,700 lm未満、8畳用は3,300 lm以上4,300 lm未満で、3,300 lm以上3,700 lm未満は両方の範囲に入ります。候補の製品の光束を入れると、選んだ区分の範囲に入るかと、下限・標準値・上限との差、候補2つの光束の差を出します。部屋の照度や明るさ感は、この計算では出していません。

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畳数区分と、候補の光束

選んだ区分の範囲-
候補1:範囲との比較-
候補1:下限・標準・上限との差-
候補1が入る区分(表の6区分)-
候補2:範囲との比較-
候補2:下限・標準・上限との差-
候補2が入る区分(表の6区分)-
候補2と候補1の光束の差-

範囲は下限の値を含み、上限の値を含みません。上限ちょうど(6畳区分なら3,700 lm)は範囲外です。差は、入れた光束から下限・標準値・上限を引いた値です。区分の範囲は畳数区分ごとの光束の範囲の表にあります。

製品の表示に「約」がついている時も、入れた数字のまま比べています。境界に近い時、実際の光束が範囲の内か外かは、この計算では分かりません。

入れた数字が、どの色・明るさで点けた時の値かは確かめていません。点灯条件の違う候補どうしの差は、同じ条件で比べた差ではありません。点灯条件の書き方は比べる光束は、どの点灯状態の値かにあります。

部屋の照度や明るさ感、どちらの候補が部屋に合うかは判定していません。

畳数区分ごとの光束の範囲(2023年の表)

日本照明工業会の照明器具関係の規格一覧には、「ガイドA 121 住宅用カタログにおける適用畳数表示基準 2023. 7.20改正」とあります(出典:日本照明工業会・照明器具関係の規格一覧(PDF))。この基準にもとづく、2023年度版の「住まいの照明BOOK」の表と、パナソニックの適用畳数表示基準表から、6つの区分を並べました。

畳数区分標準定格光束範囲住まいの照明BOOKの表の数字
~4.5畳2,700 lm2,200 lm以上3,200 lm未満2,200〜3,199
~6畳3,200 lm2,700 lm以上3,700 lm未満2,700〜3,699
~8畳3,800 lm3,300 lm以上4,300 lm未満3,300〜4,299
~10畳4,400 lm3,900 lm以上4,900 lm未満3,900〜4,899
~12畳5,000 lm4,500 lm以上5,500 lm未満4,500〜5,499
~14畳5,600 lm5,100 lm以上6,100 lm未満5,100〜6,099

出典:標準定格光束と4列目はあかりの日・住まいの照明BOOK(2023年度版・PDF)、「以上・未満」の書き方はパナソニック・適用畳数表示基準表(PDF)。日本照明工業会のページにある表そのものとは、今回突き合わせていません。

パナソニックの製品ページは、6畳用と8畳用を「~6畳用の明るさの範囲 2700 lm以上3700 lm未満」「~8畳用の明るさの範囲 3300 lm以上4300 lm未満」と書いています(出典:パナソニック・LEDシーリングライトの製品ページ)。上限は「未満」なので、6畳区分では3,700 lmちょうどは範囲に入りません。住まいの照明BOOKの「2,700〜3,699」は、整数で書いた時の範囲です。

6畳区分と8畳区分は、3,300 lm以上3,700 lm未満が重なっています。たとえば3,500 lmは、両方の範囲に入ります。範囲に入ることと、メーカーが製品にどちらの畳数を表示するかは、別のことです。

メーカーの畳数表示と、同じ畳数の製品の光束

パナソニックは「適用畳数の表示基準の表は、一般社団法人 日本照明工業会「ガイドA121:2023 :住宅用カタログにおける適用畳数表示基準」をもとに作成したものです。」としています(出典:パナソニック・LEDシーリングライトの選び方)。アイリスオーヤマは「アイリスオーヤマ製の商品に記載されている目安の畳数は、上記一覧の基準に基づいて表記しています。」としていますが、このページが挙げている基準は2011年版です(出典:アイリスオーヤマ・LEDシーリングライトの選び方)。どのメーカーのどの製品が2023年版の表で畳数を表示しているかは、確かめていません。

同じ畳数の表示でも、製品の光束は同じではありません。今回確かめた製品ページの例です。

メーカー・製品表示の項目と値表示の畳数
パナソニック・LEDシーリングライト(外径330mm・6畳用)定格光束 3200 lm6畳用
パナソニック・LEDシーリングライト(外径330mm・8畳用)定格光束 3800 lm8畳用
アイリスオーヤマ・LEDシーリングライト(6畳用・調光・生産終了品)器具光束 約3699lm~6畳用
アイリスオーヤマ・LEDシーリングライト(8畳用・調光・生産終了品)器具光束 約4299lm~8畳用

出典:1・2行目はパナソニック・LEDシーリングライトの製品ページ、3・4行目はアイリスオーヤマ・LEDシーリングライトの商品仕様。アイリスオーヤマの2製品は生産終了品で、表示の例として載せています。「約」のついた値は、範囲の上限に近い表示の例で、実際の光束が範囲に収まることを確かめた値ではありません。項目の名前も、パナソニックは定格光束、アイリスオーヤマは器具光束と、メーカーによって違います。

比べる光束は、どの点灯状態の値か

製品の光束の表示が、どの色・明るさで点けた時の値かは、メーカーの資料ごとに書かれています。

このツールは、入れた数字に約1.2倍などの倍率を掛けていません。調色した時や明るさを上げた時の光束も計算していません。候補を比べる時は、それぞれの仕様表で、その数字がどの点灯状態の値かを確かめてください。すべての点灯状態のうち一番大きい値を表示する、という全メーカーに共通の決まりは、今回確かめた資料には見当たりませんでした。

部屋の照度や明るさ感は、光束の比較からは出していません

日本照明工業会は、基準の定格光束について「定格光束は、机上面の目安照度である100 lx(ルクス)を基準とし75 lxから150 lxとした場合の光束」と注記し、「部屋の雰囲気や壁・カーテンの色や素材でも明るさ感は変わります。」としています(出典:日本照明工業会・LED照明器具の適用畳数について)。100 lxは基準をつくるための目安で、入れた製品を部屋に付けた時の照度ではありません。

パナソニックは「おすすめ畳数は、天井高さ2400mm、1畳の広さ1820mm×910mmの条件下での数値です。」「『適用畳数』は、居間・応接室・寝室などの居室の全般照明に使用する器具に表示しています。」としています(出典:パナソニック・LEDシーリングライトの選び方)。この条件はパナソニックの資料に書かれたもので、ほかのメーカーの資料にも同じ条件があるかは確かめていません。

天井の高さ・部屋の形・壁の色は、このツールの入力にありません。範囲に入ることを、その部屋に合う明るさだという意味には読み替えないでください。

ほかの畳数表示や、電気代も確かめたい時

照明の光束とは別の計算と記事です。

エアコンの6畳用と8畳用の違いを読む
エアコンの畳数表記の見方を整理した記事です。照明の適用畳数とは、別の製品の表示です。
電気代シミュレーター
消費電力(W)と1日の使用時間から電気代を計算するツールです。光束(lm)からは計算しません。
調光つまみを最大にしても使えない? — パナソニック・東芝の資料にある調光器非対応のLED電球の注意と、買う前に見る表示
調光器や調光機能のついた照明器具に使うLED電球について、パナソニック・東芝・アイリスオーヤマ・三菱電機と日本照明工業会の資料から出典つきで整理しました。パナソニックと東芝は、調光器非対応のLED電球を100%点灯の設定で使うことも、使えないとしています。電球を買う前に見る「調光器対応」の表示と、その表示があっても手元の調光器との組み合わせを確かめる必要があることを、資料ごとの対象を添えて紹介します。手元の電球と調光器が使える組み合わせかは判定していません。

参考にした情報

このツールは、入れた光束を2023年の表の範囲と数字で比べているだけで、部屋の照度・明るさ感・製品が部屋に合うかは判定していません。範囲と各社の表示は、2026年10月26日に確認した日本照明工業会・あかりの日・パナソニック・アイリスオーヤマ・ホタルクス・東芝の資料をもとにしています。