くらしトゥデイ / 暖房と換気

暖房が途中で止まる「除霜運転」とは

暖房中に温風が止まり、室外機から湯気が出ても、多くの場合は霜を溶かすための正常な動作です。ただし、すべての停止や煙が除霜運転とは限りません。見分ける手がかりと、相談したい症状を順に確認します。

案内先の広告について:このページ自体に商品広告はありません。案内先のページには、楽天アフィリエイト広告を含む場合があります。

暖房停止と室外機の湯気は、除霜運転のことがあります

エアコンの暖房が途中で止まり、室外機から白い湯気が出ているなら、霜を溶かす「除霜運転(霜取り運転)」に切り替わっている可能性があります。除霜運転中は室内機から暖かい風が出なくなり、暖房が止まったように感じます。

溶けた霜から水が出たり、そのときの湯気が白い煙のように見えたりすることも、メーカーが案内している現象です。しばらくして暖房が再開するなら、除霜運転だったと考える手がかりになります。

なぜ室外機に霜が付くのか

暖房中のエアコンは、屋外の空気から熱を取り込み、室内へ運んでいます。このとき室外機の熱交換器は冷たくなります。そこを通る空気中の水分が冷やされると、熱交換器に霜が付きます。

霜が増えると室外機が空気を取り込みにくくなり、暖房する力が弱くなります。そこでエアコンは暖房を一時的に止め、室外機の熱交換器を暖めて霜を溶かします。これが除霜運転です。

除霜運転は何を見れば分かるか

除霜運転の続く時間や表示方法は機種によって異なります。次の様子が重なっていないかを見たうえで、取扱説明書の「霜取り」「除霜」「暖房運転」の項目を確認してください。

ランプの意味はメーカーや機種で異なり、点滅が点検を知らせる場合もあります。表示だけで判断せず、手元の機種の取扱説明書と照らし合わせることが大切です。

故障を疑って相談したいのはどんなときか

白い湯気と一時的な温風停止は除霜運転でも起こります。一方、次のような場合は除霜運転だけとは決めつけず、運転を止める必要があるかを取扱説明書で確認し、販売店やメーカーの相談窓口へ連絡してください。

暖房が効かない原因には、フィルターの汚れ、設定、室外機まわりの障害物などもあります。除霜運転以外の確認点は、エアコンが効かない原因チェックで順に確認できます。

除霜運転が起きやすい天候と寒冷地での注意

室外機への着霜には、外気温だけでなく空気中の水分も関係します。気温が低く、湿気のある天候では、室外機の熱交換器に霜が付きやすくなります。反対に、気温だけを見て除霜運転の有無を決めることはできません。

寒冷地や積雪のある地域では、除霜で生じた水が凍ったり、雪が室外機の吸込口や吹出口をふさいだりすることがあります。雪を取り除く場合は運転を止め、室外機の上に湯や水をかけず、取扱説明書とメーカーの案内に従ってください。設置や排水に不安があるときは販売店へ相談してください。

この記事で分からないこと

除霜運転の入り方、続く時間、運転ランプの表示、暖房再開までの動きは機種ごとに異なります。このページだけで、手元のエアコンが正常か故障かを判定することはできません。型番を確認し、その機種の取扱説明書やメーカーのサポートページを正しい案内として参照してください。

参考:ダイキン工業「霜取り運転とは」「暖房時に室外機から湯気(白い煙)がでる」、パナソニック「冬の暖房時、エアコンが勝手に止まる原因は? 霜取り運転について解説」、三菱電機「室外機から水や白い煙(湯気)が出る」。いずれもメーカー公式の案内を確認しました。