確かめる順序
あてはまる項目が複数あることもあります。まずは順に確認してください。
1. しばらく運転してから確認する
エアコンは運転を始めてすぐは設定温度に届いていないのが普通です。しばらく運転してから、次の項目を確認してください。
2. 設定温度と室温の差を確かめる
リモコン表示の設定温度と、温湿度計またはリモコン表示の室温を見比べてください。差が小さい場合は、運転開始からの経過時間や外気温による一時的な差であることもあります。差が大きい場合は、次の項目を順に確認してください。
3. 差が大きいときに考えられること(4つ)
設定温度と室温の差が大きい場合、次の4つが考えられます。いずれも「これが原因です」と断定するものではなく、可能性としての候補です。
- 部屋の広さに対して能力が小さい:本体側面の型番シールに表示された適用畳数より、実際の部屋が広い場合に考えられます。外気温が高い日は、同じ畳数の目安でも能力の余裕が少なくなります。
- フィルターの汚れ:掃除の時期が経っている、または覚えていない場合は、フィルターの状態を確認してください。
- 室外機の放熱がうまくいっていない:直射日光が当たる、または物や植木で囲まれている場合に考えられます。
- 補修用性能部品の保有期間に近づいている:エアコンの補修用性能部品の保有期間は業界の公正競争規約で定められています(修理できる期間はいつまで?|補修用性能部品の保有期間から考える)。この保有期間は製造終了時から数えるものなので、自分の使用年数とは別です。気になる場合は本体の製造年から確認してください。
4. 電源側が原因のこともある
冒頭の確認事項(運転中に止まる場合など)に当てはまらない場合で、同時に使っている家電が多い、またはブレーカーが落ちたことがある場合は、エアコン本体ではなく電源側(同時使用の電流)が原因の可能性もあります。この場合はエアコンの手入れや買い替えではなく、同時使用の組み合わせを見直すことが次の一手になります。
次に読むページ
部屋の広さに対して能力が小さいと感じたとき|エアコンの畳数目安
部屋の広さと条件から、必要な冷房能力の目安を確認できます。
フィルターの汚れが気になるとき|「お掃除機能付き」が自動でやっているのは、多くの場合フィルター清掃だけ
フィルター掃除で自動対応できる範囲と、できない範囲がわかります。
室外機の周りが気になるとき|室外機の周りを涼しくすると効くのか
室外機まわりの対策で効く条件を確認できます。
使用年数が気になるとき|修理できる期間はいつまで?
製造年を入れると、補修部品の保有期間の目安がわかります。
買い替え時期を検討したいとき|エアコンの「2027年問題」とは?
「効かない」原因の候補ではなく、制度変更にあわせた買い替え時期の判断材料です。
買い替えを決めたとき|エアコンは買った日から使えるとは限らない
注文してから取り付け工事の日が決まるまでに何が挟まるのか、確認しておけることをまとめました。
同時使用の家電が原因かもしれないとき|アンペア計算(ブレーカーが落ちる対策)
同時に使っている家電の合計アンペアを確認できます。
賃貸の備え付けエアコンが壊れたら、修理代は誰が出す? 民法の条文と、国や相談窓口などの案内
賃貸の備え付けエアコンの場合は、国民生活センターなどが貸主側への連絡を案内しています。修理代の考え方と相談先を確認できます。
このページは確認の順序と考えられる原因候補の目安であり、実機を確認したものではありません。故障の有無はメーカーまたは購入店の点検でご確認ください。