コーキング材(シーリング材)の量は、目地の幅(mm)×深さ(mm)×長さ(m)で、目地の体積に当たるmLとして計算できます。幅5 mm・深さ5 mm・長さ3 mなら75 mLです。これを1本の容量で割ると何本分かが出ますが、ロスを入れない数字です。実際に施工するとロスが出るので、ここでは正味量と、ロスなしの本数として出しています。
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| 計算に使った寸法 | - |
|---|---|
| 正味量(目地の体積・ロスなし) | - |
| 割った1本の容量 | - |
| 1本で埋められる長さ(理論値・ロスなし) | - |
| 容量で割った本数(ロスなし) | - |
| 切り上げた本数(ロスなし) | - |
正味量は、幅(mm)×深さ(mm)×長さ(m)で出した目地の体積で、断面がどこでも同じ長方形だと仮定しています。0.1 mL単位に切り上げて表示しています。
本数は、正味量を1本の容量で割った値を小数第2位に切り上げたもので、切り上げた本数はそれを整数に切り上げたものです。どちらも、切り上げる前の正味量から計算しています。
実際に施工するとロスが出ますが、この計算にはロスを入れていません。切り上げた本数は、ロスやはみ出しを含めて用意する本数ではありません。ロスについて資料に書かれていることはロスについて、2社の資料に書かれていることにあります。
1本で埋められる長さは、容量を幅×深さで割った理論値を、有効数字3桁に切り捨てて表示しています。メーカーが表示する標準塗布量とは別の値です。表示の例はメーカーの容量と標準塗布量の表示にあります。
目地の幅と深さをどう決めるかや、仕上がりは判定していません。
シャープ化学工業の使用量計算方法は、量の出し方を「【体積(総使用量ml)】=【幅(mm)】×【深さ(mm)】×【長さ(m)】」と書き、計算例を「10(mm)×10(mm)×150(m)=15,000(ml)」としています。本数については「計算した総使用量をカートリッジ一本あたりの入り目で割れば」と書いています(出典:シャープ化学工業・シーリング材の使用量計算方法)。幅と深さはmm、長さはmで入れる組み合わせです。長さをcmのまま入れると、100倍の量になります。
このツールは、断面がどこでも同じ長方形の目地として計算しています。角が丸い目地や、場所によって幅や深さが変わる目地の厳密な量は、この計算では出せません。
たとえば、幅5 mm・深さ5 mm・長さ3 mの目地は75 mLで、330 mLの1本で割ると0.23本分、切り上げると1本です。同じ目地を50 mLで割ると1.50本分で、切り上げると2本です。どちらもロスを入れない数字です。
製品ページには、容量と、決まった寸法の目地で1本がどれだけの長さになるかの表示があります。今回確かめた表示の例です。
| 会社・製品 | 容量の表示 | 標準塗布量の表示 |
|---|---|---|
| コニシ・シリコーン系シーリング材(カートリッジ) | 「NET 330 ml」 | 「標準塗布量 12~13m/本(5×5mm目地)」 |
| コニシ・台所/洗面所用シリコーン系補修材 | 「NET 50 ml」 | 「標準塗布量 1.8m/本(5×5mm目地)」 |
| セメダイン・浴室目地補修材(チューブ式) | 「50mL/ブリスター」「100mL/ブリスター」 | 今回確かめたページでは見当たりませんでした |
出典:1行目はコニシ・シリコーン系シーリング材の製品情報、2行目はコニシ・台所/洗面所用シリコーン系補修材の製品情報、3行目はセメダイン・浴室目地補修材の製品情報。セメダインのページの使い方には「チューブに取付け」とあります。
このツールの式で5×5 mmの目地を計算すると、330 mLの1本は13.2 m、50 mLの1本は2.00 mになります。コニシの表示する標準塗布量(12〜13 m/本、1.8 m/本)は、この理論値とは別の、メーカーの表示です。現場の長さがどちらに近くなるかや、12〜13 mのうちどの長さになるかは、この計算では分かりません。
5×5 mmは、標準塗布量を表示するための目地の寸法です。浴室や台所の目地をその寸法にするよう書かれたものではありません。セメダインの補修材の50 mL・100 mLに、コニシの1.8 m/本を当てはめられるかは確かめていません。
セメダインの建築用の目地の設計の資料は「目地深さ(シーリング材の厚さ)は目地幅との関係〈形状係数 D/W〉と実用上の必要接着面積から決定」としています(出典:セメダイン・目地の設計と積算の参考資料)。これは建築用の資料です。
浴室の浴槽まわりや台所の目地に共通して使える幅と深さは、今回確かめた資料には見当たりませんでした。幅と深さは、施工する目地を測った値を入れてください。
シャープ化学工業は「実際に施工する場合、ロスが発生します」としたうえで、「ロス率を20%と仮定する」例を挙げています。この例は、容量320 mLの80%の256 mLを、使える量として計算するものです(出典:シャープ化学工業・シーリング材の使用量計算方法)。
セメダインの積算の参考資料は、1 L当たり、目地幅10 mm・シール厚10 mmで8.3 mとし、「〔注〕ロス分 約20%を考慮しています。」と注記しています(出典:セメダイン・目地の設計と積算の参考資料)。
2社の20%は、片方は容量から使える量を減らす計算の例、もう片方は施工長さの表に含めたロスの注記で、同じ計算のしかたとして書かれたものではありません。すべての施工に当てはまるロス率は今回確かめた資料には書かれていなかったので、このツールはロスを掛けていません。
この準備やプライマーで、ロスやはみ出しがどれだけ変わるかは、今回確かめた資料には書かれていませんでした。プライマーが要るかや、どのプライマーが合うかは、お使いのシーリング材の説明で確かめてください。
目地の量とは別の計算です。
すきまテープは何巻要るかこのツールは、入れた目地の寸法から正味量を計算し、1本の容量で割っているだけで、ロス・はみ出し・仕上がりや、目地に合う幅と深さは判定していません。計算式と各社の表示は、2026年10月27日に確認したシャープ化学工業・コニシ・セメダインの資料をもとにしています。