くらしトゥデイ / エアコンの電気代

エアコンをつけっぱなしにすると電気代はどうなる?

結論から言うと、どちらが安いかは家ごとに違います。断熱・外気温・在室時間・エアコンの機種によって答えが変わるため、この記事では一般論で決めずに、自宅の条件で確かめる方法を説明します。

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なぜ「一般論」では決まらないのか

エアコンの消費電力は、常に同じ大きさではありません。今のエアコンはほとんどがインバーター制御で、室温を設定温度まで下げる(または上げる)ときに大きな電力を使い、そこから室温を維持しているだけの時間は、消費電力がぐっと小さくなります

この特性があるために、「切ってから、また付け直す」ときのコストは家によって差が出ます。

つまり、他の家で「つけっぱなしが安かった/こまめに消す方が安かった」という結論は、そのまま自分の家の答えにはなりません。この記事では、その結論をどこかから借りるのではなく、自分の家の条件で確かめる二つの手段を紹介します。

代わりにできること①:計算する

エアコンの「消費電力(W)」は、本体のラベルや取扱説明書に、冷房の定格消費電力や期間消費電力量として記載されています。この数字と使用時間が分かれば、電気代の目安を計算できます。

関連ツール:電気代シミュレーター
消費電力(W)と使用時間を入れると、電気代の目安をその場で計算できます。

ただし、この定格の数字は「その運転をずっと続けた場合」の値です。実際の運転は、上で説明したとおり立ち上がりと維持を繰り返すため、計算で出た数字と実際の使用量にはズレが出ることを前提にしてください。計算はあくまで目安で、正確に知るには次の実測が必要です。

代わりにできること②:実測する

自分の家の答えに一番近づく方法は、実際に使用量を測ることです。方法は大きく二つあります。

エアコン単体を測る

コンセントに挟むタイプの機器(ワットチェッカー)を使うと、そのコンセントに挿した機器の消費電力をその場で確認できます。エアコン専用のコンセントに挟めば、つけっぱなしにしている時間と、いったん消して付け直した時間で、実際の消費電力がどう変わるかを自分の家で比べられます。

ただし、200Vのコンセントを使う機種のエアコンは、この方法では測れません。ご自宅のエアコンが100Vか200Vかを先に確認してください。あわせて、計測器側にも「使用できる電力の上限(1500Wまで、など)」が定められています。エアコンは立ち上がりに大きな電力を使うため、上限を超えない機器かどうかを購入前に確認してください。

家全体の使用量を見る

エアコン単体でなく、家全体で今どれくらい電気を使っているかを知りたい場合は、スマートメーターの値を読み取る機器という選択肢があります。分電盤の工事をせずに設置できるタイプがあり、スマホのアプリで「今どれくらい使っているか」をリアルタイムに近い形で確認できます。

これがあると、エアコンをつけっぱなしにした日と、こまめに消した日の家全体の使用量を、自分の家の数字で比較できます。天気や在室時間などの条件はできるだけそろえて比べると、差が見えやすくなります。

設定で効く可能性がある項目

つけっぱなしにするかどうかとは別に、設定や環境の見直しで消費電力に影響が出る可能性がある項目もあります。どれも「効く可能性がある」という段階のものなので、削減率などの具体的な数字は書きません。

効果の大きさは家の条件によって変わるため、ここでも「試してみて、上の計算・実測の方法で自分の家の変化を確かめる」のが確実です。

夏はブレーカーが落ちやすい時期でもあります

エアコンをつけっぱなしにする時間が長くなると、他の大電力家電(電子レンジ・ドライヤー・電気ケトルなど)の使用と重なるタイミングも増えます。契約アンペアに対してどれくらい余裕があるかを、事前に把握しておくと安心です。

関連ツール:アンペア計算(ブレーカーが落ちる対策)
使っている家電を入れると、契約アンペアに対する使用量の目安を確認できます。

節約より先に、暑さそのものの目安も

電気代の節約を考えるより先に大事なのは、暑さで体調を崩さないことです。室温と湿度から、今の熱中症リスクの目安を確認できます。

関連ツール:暑さ指数(WBGT)計算
気温と湿度を入れると、熱中症リスクの目安の段階を表示します。

このページは、電気料金の具体的な金額や削減率を示していません。電気料金は契約している電力会社・料金プランによって異なるため、一般化した数字を出すことができないためです。エアコンの使い方に関する判断は、上で紹介した計算・実測の方法を使って、各自の環境で確かめてください。また、体調に関わる場面では、電気代の節約よりも涼しい環境を優先してください。